<コンセプト>
既にお持ちだった『自在鍵』を生かすこと、それが施主様とお話した中でのコンセプトの一つでした。そして我々がチャレンジしたのが、新しい材木を使った古民家のプランでした。
<特徴>
自在鍵を生かすため、囲炉裏を設け、その囲炉裏を生かすために民家の造りをイメージ。建物の造りが決定した。
居間は囲炉裏を生かすため吹き抜けであり、吹き抜け部分は通し貫による木組みを再現。
居間の帯戸(神代杉)を開けると広がるのは客間。ここには、漆塗りと朱壁により、豪商のような雰囲気を持つ重厚な空間が演出されている。
見た目と異なり、すべて新しい建材が用いられている。これだけの材を取り入れるのは、実は古材を用いるより難しいのだが、それを実現した家である。
<夢工場より>
「気に入ったから任せる」 そう一言、言われたご主人。その分、普段より一層責任を感じる仕事となりました。難しいプランとなりましたが、気持ちのよい仕事をさせていただきました。
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