伝統工法その6 「下目板」 呼吸する家
下目板は板と板を重ね合わせた構造的には、簡単なものです。 しかしこの単純な工法が何百年の歴史の中で生まれたもので、外壁材としては、 最も耐久性の高いものなのです。 また、冬期は板の重ねが3cmほどで重ねが大きい分、湿気や風が入りにくく、 夏期は板材が乾燥し重ねが15mmほどになるため重ねが少ない分、乾燥した空気が壁内に取り込まれるというわけです。 いわば、外壁全体が生きているため、本当のうえで呼吸する家を実現できるのです。