伝統工法その1 「竹小舞」
職人の手により伝えられる伝統工法
竹小舞とは土壁や昔の民家などには40〜50年ほど前までは普通に壁の下地材として使われてきました。真竹を細かく割り、交差に力竹の雌竹にシュロ縄で編む、気の遠くなる作業だが、仕上がったときの美しさは職人が時間をかけて、仕上げたものはこんなに美しいものかと感動を覚えます。
その竹小舞へ泥壁を押しこむように塗りこむ、時間が経つと強靭な壁が出来あがります。
本当は恐ろしい石膏ボード
しかし手間隙のかかる作業であるため後継不足が現実的な問題で、これに変わり、石膏ボードの普及しました。石膏ボードにも良いところはありますが、職人の手により伝えられた工法から比べると、非常にお粗末なものなのです。
よく言われるのが「ボードを貼ったらわからない」
という言葉。これが、ごく普通に使われているのが、恐ろしいのです。このようなことをなくすためにも伝統的な工法を残すのは私たちの使命だと考えています。
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